キレート効果の利用について
岡野の化学でナトリウムフェノキシドと二酸化炭素を反応させてサリチル酸を生成するコルベ・シュミット反応について学習しました。下図の反応機構です。 この反応機構で金属原子のNaをOとOで挟んでいるような形がでてきます。この構...
岡野の化学でナトリウムフェノキシドと二酸化炭素を反応させてサリチル酸を生成するコルベ・シュミット反応について学習しました。下図の反応機構です。 この反応機構で金属原子のNaをOとOで挟んでいるような形がでてきます。この構...
以前の投稿で「フェノールとカルボン酸が酸性になる理由」を共役塩基の安定性から説明することができて喜んでいたのですが、岡野の化学(42)を見て詰めが甘かったと反省しました。 フェノールとカルボン酸の両方の性質をもつサリチル...
ベンゼンのHとハロゲンの置換反応について、以下のような反応機構で進むことを学習しました。 Br分子は極性を持たないので、そのままではベンゼンと反応しません。そこでFeBr3触媒を用いてBr分子を分極させることで、ベンゼン...
けん化について学習したので関連する英文資料を読んでいたところ、界面活性剤が消火剤に使われているという記述を見ました。「なぜ界面活性剤が消火剤に使われるのか?」という疑問から、界面活性剤と表面張力のことを調べてまとめました...
先日アルコールについて調べていて、・アルコールのOをSに置き換えたチオールという化合物・エーテルのOをSに置き換えたスルフィドという化合物があるということを知りました。 「OがSになることでどんな違いが生まれるか」を予測...
4/24(水) 学習時間:4.25H ・岡野の化学(34)(35)・チオールについて アルコールのOがSに変わった化合物 →(どんな性質があるか予想) ・臭いがある ・アルコールに比べ分子間の水素結合が弱い、沸...
前々回の投稿で、酸性の強さは共役塩基のイオンの安定性に関係するということを学習しました。この考え方を使って-OH基をもつフェノールとカルボン酸が酸性になる理由を説明できます。 フェノールとカルボン酸からそれぞれH+がとれ...
前回の記事で脱離能、酸の強さについて調べたところをまとめましたが、今回はそれに関連して水の脱離能についてまとめます。 まず、水はわずかに電離していて、H3O+とOH–に分かれています。H+とOH–...
エステル化の反応機構のところで参照した資料に「脱離基は弱い塩基ほど脱離能がよいのでH2Oは優れた脱離基である」という説明があったのですが、「脱離のしやすさ」について理解できていなかったので調べたところをまとめます。 脱離...
以前アルケンへの臭素分子の付加反応について、二重結合のπ結合部分が臭素分子を分極させ反応するということを学習しました。その時「三重結合のアルキンもπ結合をもっているから臭素分子と同様に付加反応をするのかな」と予想してアセ...