講座に入って特許翻訳の勉強を開始してから約1年半が経過しました。
現在、英日特許翻訳者として機械分野を中心に2社から案件をいただいています。先日、1社目で5件目の納品、2社目で2件目の納品が完了したところです。ようやく1社目がスタートラインに立てたかな?という段階で、まだまだ安定稼働には距離があります。
今は納期にも余裕のあるワード数少なめ(1件あたり5000~10000ワード程度)の案件をいただいているので、本来であれば余った時間を勉強にあてるべきです。しかし、次の依頼につながるだけの品質になっているかどうかの不安から、実際には時間があるだけ何度も見直しをしてしまい、時給換算でも1400円程度にとどまりました。
今後は必要以上の見直しをやめて、時給アップと勉強時間の確保をしていくことが課題です。
収入の安定を優先して少なくとも立ち上げまでは会社員との副業でやっていくと決めていますが、なかなか実務経験が積めないことへの焦りもあります。
当然のことながら、副業では翻訳作業や取引先とのやり取りにあてられる時間に制約があります。現在取引中の2社は大変ありがたいことに副業の範囲でやりやすいように配慮してくださっていますが、翻訳会社によっては案件の打診から1時間以内に返事がほしい等の要望があり、ご対応できないこともあります。
仮に自分が仕事を依頼する立場だったとして、同じ実力の翻訳者2人のうちどちらに依頼するかと問われれば、やはり融通が利く専業の方にお願いすると思います。
だからこそ、副業翻訳者が安定して仕事をいただけるようになるには、上記のようなマイナス面を埋めるだけの実力がないと厳しいということを強く感じています。
取引先の開拓やレートアップも今後の課題ですが、まずは現在取引中の2社から安定して継続的に依頼をいただけるようになることが当面の課題です。
また、わずかながら翻訳でお金をいただくようになったことをきっかけに、夫と将来のことについて話し合う機会が増えました。私たち夫婦は子どもを持つことを望んでおり、私の年齢的にもそろそろ本格的に考えたい時期です。そのためにも、妊娠・出産で数か月ブランクが空いてもきちんと戻って来られる場所を今のうちに作っておかなければなりません。
今回はとりとめのない近況報告になりましたが、案件を受けつつ勉強時間を確保して、また学習内容をアウトプットしていきたいと思います。
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