昨日は「自分がこれまでどんなことをやってきたのか、どんなことが好きでどんなことが嫌だったのか、どんなことに時間やお金を使ってきたのか」ということを書き出してみましたので、そこで気づいたことなどを書き留めておきます。
私はいま岡野の化学を中心に理系の基礎知識から勉強している段階ですが、知識を少しずつ深堀りしながら広げていく日々の勉強はとても楽しいです。
その理由はおそらく今まで好きだったことに通じるものがあるからです。
私は小さいころから折り紙、パズル、切り絵などが大好きで、伝統工芸とか職人の仕事にも興味を持っていました。こうしたものづくりに対する興味は理系の技術を勉強する興味につながっているのだと思います。
それから私のこれまでの人生で一番楽しかったのは大学の専門課程での日本文学の勉強です。
私は中学生時代に近代小説にはまり、休日は文学館に行ったり、作家の記念館に行ったりするのが好きだったので大学の専門で日本文学を選択しました。
文学作品の解釈について学び、言葉の持つ広がりを見ることは非常に楽しいものでした。
和歌の「本歌取り」などに顕著ですが、ある言葉を使うことはその言葉が使われてきた歴史的な背景、引用元の作品のもつ世界観、といったものをその作品に取り込むということです。
読み手もまたそこに広がっている言葉の海を見ているからこそ、和歌に関して言えばたった31文字でコミュニケーションが成立するのです。
テクストを読み解くことでこういった思想の広がりが見えてくる過程が私にとってはとても楽しかったのです。
いま岡野の化学を読みながら、一つの事柄を掘り下げてその背景にある理論や技術を調べてその広がりを見ていくことは文学作品のテクストを読み解くときと同じような喜びがあります。
さて、ここからは反省です。
私は上に書いたように大学で自分の興味のある勉強を夢中でやっていましたが、それをどのように仕事につなげて稼ぐかという意識が全くなかったのです。
実家がお金持ちというわけではありませんが、幸い今までお金で苦労したことはありませんでしたし、あまりお金のかかる趣味もなかったので、積極的に稼ぎたいという気持ちが生まれませんでした。
かといって文学研究で食べて生きていけるほどの突出した才能は自分にはなく、学部を出た先にどうやって働いていくかということを考えなければいけなかったのに、その切り替えができていないままなんとなく企業に就職してしまい、結果として何かモヤモヤした気持ちのまま過ごすことになっているのだと気づきました。
講座でも管理人さんが「勉強だけしていてはだめですよ、ある程度勉強したら稼がないと」ということをよく言われていますが、自分の知的好奇心を満たすこととマネタイズすることとの切り分けというかバランスのとり方を考えないといけません。
私の場合は勉強に関しては好きなので放っておいても勝手にやると思いますが、稼ぐことについては意識改革が必要です。
今までは「お金がなければ節約しよう」とか考えていましたが、そういった貧しい発想はやめます。
お金があればもっと理想的な生活が送れるはずです。
自分の理想の生活がどういうものかを考えて、その生活を実現するためにはいつまでにいくら必要で、ということを落としこんでいき、パートナーともそれを共有していきます。
1か月後の5月31日を期日にして、整理した考えをまたまとめることにします。
4/30(火)学習時間:7.25H
・0245 酸化・還元・界面活性剤~
・049 重合開始剤について
・芳香族求核置換反応について英語の資料を読む
→トルエンのニトロ化の話から置換基によってオルト・メタ・パラのどの位置を選択するかや反応速度が変わることを知る
課題)
・配向性について調べている途中で自分が誘起効果と共鳴効果をごっちゃにしていることに気づいたので整理しなおす
・乳化重合について調べていた際に、乳化重合の界面活性剤はアニオン系・ノニオン系が用いられるとの記述が見つかったのでその理由を調べる
その他
・キャリアの棚卸
・1826 講座の進め方とCV作成について
・1719 特許明細書の読み方
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